民主党 政調「衣替え」着手 政府と党の共催案など浮上(毎日新聞)

 民主党は、機能不全に陥っていた「政府と党の政策一元化」を立て直すため、小沢一郎前幹事長が廃止した政策調査会(政調)を9カ月ぶりに復活させ、新組織に衣替えする機構改革に着手した。政府と党で政策ごとの部門会議を共催し、双方の責任で党側議員の意見を聞く案などが浮上している。【小山由宇】

 「かつての政調復活ではない。政府・与党一元化の下で政調を新しく作る」。玄葉光一郎政調会長は7日の就任記者会見で強調した。玄葉氏は小沢幹事長時代に政調復活を求め活動をした一人で「政調再建」に力が入る。

 民主党は野党時代から、自民党政権の政務調査会について「族議員が政府案を事前承認する仕組みにより、政策決定の二元化が起きている」と批判。政調会長が官房長官などを兼ねて「一元化」する仕組みを提案していた。

 ところが、民主党の政権獲得後、小沢氏のもとでの「政策一元化」は実際には「政府は政府、党は党」と互いが断絶する結果になった。政府主催の「政策会議」が設置されたが、党側議員の意見が政策に反映されることは少なく、ほとんど機能しなかった。

 今回、玄葉氏が閣僚(公務員制度改革・少子化担当相)を兼務したことで、党の意思を玄葉氏を通じて閣議に反映させるシステムができた。ただ、初めての試みだけに、党内からも「政調復活で自民党のように族議員ができてしまうのでは」という懸念も出ている。玄葉氏は「1年生議員も含めて政策活動ができる党にしたい。(族議員ではなく)専門議員を作る」と語った。族議員を生まないための陳情システムの改善も今後、検討していく方針だ。

【関連ニュース】
子ども手当:半額支給なら配偶者控除そのまま…玄葉担当相
玄葉担当相:政府税調に民主党政調会も関与の考え示す
菅首相:郵政改革法案の早期成立を亀井担当相と確認
菅内閣:消費者担当は荒井氏、少子化担当は玄葉氏が兼務
民主党:主な新役員の会見要旨 玄葉政調会長

広島原爆死没者の記帳始まる(産経新聞)
石原知事「亀井はニヤニヤ笑っていると思う」(産経新聞)
地球帰還へエンジン最終噴射=13日夜、カプセルが豪州落下へ−探査機はやぶさ(時事通信)
<菅首相>官房機密費 使途公開を検討も(毎日新聞)
昨年の山の事故 死者・行方不明者は過去最多の317人(産経新聞)




このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。